山陰亭

原文|解説|口語訳

『菅家文草』01:072

傷安才子  安才子《あんさいし》を傷《いた》む

誰疑世俗是風波  誰か疑《うたが》はん 世俗 是《こ》れ風波《ふうは 》なりと
叫著蒼天痛奈何  蒼天《さうてん》に叫著《さけ》びて 痛《いた》むこと奈何《いかん 》
已断平生相教授  已《すで》に断《た》つ 平生《へいぜい》 相《あひ》教授することを
為君西向誦弥陀  君が為《ため》に 西に向かひて 弥陀《みだ》を誦《とな》へん

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口語訳

才能ある安倍《あべ》君の死を悼《いた》む

世間では (人生に)風や波が吹きすさぶことは 疑いようがないが
(訃報《ふほう 》を聞いて)あの青空に(君の名を)叫び どれほど歎《なげ》くことか
日常的に 教えることも もはやなくなってしまった
君のため 西に向かって 阿弥陀経《あみだきょう 》を唱《とな》えよう

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