山陰亭

原文|解説|口語訳

『菅家文草』02:182

夏日、四絶(4) 沙庭  夏の日、四絶(4) 沙《いさご》の庭

分合家中三径斜  家中を分合《ふんかふ》して三径《さんけい》斜なり
自慙明後満庭沙  自ら慙《は》づ 明後満庭の沙を
不須詩酒来喧聒  須《もち》ゐず 詩酒来ること喧聒《けんくわつ》なることを
為是我開白菊華  是れ 我が白菊の華《はな》を開かしむる為《ため》なり

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口語訳

夏の日、絶句四首(4) 砂の庭

家の中を分けて三本の小道が斜めに走る
自然と情けなくなる 夜が明けた後の庭一面の砂に(賢人が訪れない光景に)
(だが人を招いて)詩と酒で大騒ぎしようとは思わない
(庭に砂を敷いたのは)白菊の花を咲かせるためなのだから

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