山陰亭

原文|解説|口語訳

『菅家文草』03:194

始見二毛  始めて二毛《 じぼう》を見る

我老於潘一十年  我 潘《はん》より老いること一十年
二毛何処甚留連  二毛 何《いづ》れの処《ところ》にか甚《まこと》に留連《りうれん》したる
当初不見今初見  当初は見えざるに 今初めて見ゆ
為是愁多臥海〓  是《こ》れ愁《うれ》へ多くして 海〓に臥《ふ》す為《ため》なり

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口語訳

初めて二毛(白髪交じりの頭)を見る

私は(三十二歳で白髪を見つけた)潘岳《はんがく》より十歳も年を取っている
この十年間 二毛は本当にどこに留まっていたのか
赴任したばかりの頃は見えなかったのに 今初めて見えた
それは愁い多く 波打ち際に横たわっているからなのだ

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