山陰亭

原文|解説|口語訳

『菅家文草』04:280

元日、戯諸小郎  元日、諸小郎《せうらう》に戯《たはむ》る

珍重行年五九春  珍重《ちんちよう》す 行年《かうねん》五九の春
可憐児輩二三人  憐れぶべし 児輩二三人
不須多勧屠蘇酒  多く屠蘇《とそ》の酒を勧むることを須《もち》ゐず
其奈家君白髪新  其《そ》れ 家君が白髪の新たなるを奈《いかん》せん

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口語訳

元日、子供達に軽口を言う

ありがたいことだ 四十五歳の春(を迎えられるとは)
何と素晴らしいことか 二三人の子供たちよ
熱心にお屠蘇《とそ》(薬草を浸した酒)を勧める必要はない
父に新しく生えた白髪をどうにかできるものではないのだから

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