山陰亭

原文|解説|口語訳

『菅家文草』04:315

冬夜、九詠(8) 水声  冬の夜、九詠(8) 水声

夜久人閑也不風  夜久しく人閑《しづか》にして また風あらず
潺湲触聴感無窮  潺湲《せんゑん》として聴くに触れ 感窮《きは》むること無《な》し
石稜流緊如成曲  石稜《せきろう》 流るること緊《きび》しくして 曲を成《な》すが如《ごと》し
疑是湘妃怨水中  疑《うたが》ふらくは 是《こ》れ湘妃《しやうひ》の水中に怨《うら》むかと

▼ 末尾へ|▲ 先頭へ

口語訳

冬の夜、九首(8) 水の音

夜は長く人は静か また風も吹かない
さらさらと(流れる音を)耳にすると 果てしなく心が動く
切り立った石を(水が)流れるさまは あたかも音楽となるようだ
湘水《しょうすい》の女神たちが(亡き舜《しゅん》帝を想って)水の中で悲しんでいるのだろうか

▼ 末尾へ|▲ 先頭へ


トップ|このサイトについて|3分で読む菅原道真|みちざねっと・きっず|FAQ|
苦しい時の神頼み|普通の人のための読書案内|漢詩和歌快説講座|作品一覧|「研究文献目録」補遺

(C)1996-2026 Makiko TANIGUCHI. All rights reserved.
http://michiza.net/jcp/jcpkb315.shtml