山陰亭

原文|解説|口語訳

『菅家後集』481

九月九日、口号《こうがう》 七言

一朝逢九日  一朝 九日に逢ふ
合眼独愁臥  眼を合わせ 独り愁《うれ》へて臥《ふ》す
菊酒為誰調  菊酒 誰が為《ため》に調《ととの》へん
長斎終不破  長斎 終《つひ》に破らじ

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口語訳

九月九日、口ずさみで作った詩 七言(の詩)

ある日 今日は(九月)九日だと気がついた
眼を閉じ ひとり物思いに耽りながら横になっている
重陽節の菊酒を 誰のために用意するだろうか
長期間の勤行を やめるつもりはあくまでもない

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